身勝手な話しだけれど

これまで以上に私は彼に甘え始めた。

どこへ行くにも一緒に付いていったしもっと電話をしてくれるようにせがんだ。

彼の友人たちにも付き合っているということをアピールしたし、そんな私に困惑しながらも彼は優しい。

もっと2人の仲を深めるために一緒に歩く時には腕を組んで歩いた。

そういう2人の姿は街中でも目立っていたらしい・・・。

どこからウワサが聞えたのか両親の耳にも入っていた。

これまでのように幼いかわいらしい付き合いではなく少し背伸びしながらでも大人に近づいた恋であることは両親にも知られていた。

ある日そのことを両親から聞かれて釘をさされた。

「お前のことを信用していない訳ではないけれども、うちの娘がまさか・・・。」ということは良くある話だからという内容だった。

少しうるさいとは思いながらもわが子にまるで関心のない親ではないことを誇りに思った。

いま思うと身勝手な話しだけれど私はそのことを彼に手紙で伝えた。

「私は両親に話せないようなことは何もしていませんと伝えました。」

「だからとうぶんの間私にそのような要求をしないで下さい。」

「大好きなあなたならわかってくれるよね。」

彼からの返事は怖かった。

いつでも一緒にいたいといいながら体は要求しないでというのは彼の年齢を考えても都合のいいことかもしれない。

いや、私の同級生にもすでに経験した人は何人もいるし正直な気持ちは私も彼と早くそういうつながりを持ちたい。

もっともっと身近で深い関係になりたい、決して興味本位ではなく二人の関係を確実なものにするために。

もちろん怖さもある。

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